Meguro CA
ようこそ、Q Garageへ
メグロ CA キャディット
エンジン始動!?
腰上分解
ピストンを求めて
エンジン再び鼓動開始!
ホイール組み換え

とってもスッキリとした感じに見えます。

セル、キック併用なのですがキックペダルが見当たりません。

見たところ欠品は見受けられませんね。

マフラーはオリジナルとは違うようです。
前方タイヤハウスにU字型の白色標識テープがありません。

標識の提示は行政指導でしたか。

保安基準ではありませんから無くても摘発されることは無いでしょう。

でも無いのはフェンダーが交換されているのか、再塗装なのかもしれません。
キックペダルは左側に付いています。

小排気量ならでは?・・・ドカのシングルのキックペダルも左側でしたね。

クラッチのアジャスターもこちら側にあります。

123ccながらフレームはセミダブルクレードルです、流石にメグロです。
こちら側はMWのマークです。

OHVですがプッシュロッドは内側に配置され外観からは窺い知れません。

7.5ps/6700rpm・・・・良く廻るエンジンのようです。

ボア、ストロークは 53×56mm

タペットクリアランスの自動調整機能が付いています。
キャブは アマル392が付いています。

チョークの外に旧車らしくティクラーが付いています。
オドメーターは実走距離でしょう。

メーター内にインジケータランプがあります。

120kmメーターに内蔵のインジケータはS8と逆に上側に配置されています。
メータ、ライト廻りはS8にそっくりです。

フロントフォークのトップボルトは何か貧弱ですね。
デコンプレバーも付いています。

ウインカ、ライトスイッチはチョット鋭角のタイプが付いています。
右側はセルボタンのみでシンプルです。

アクセルホルダーは他のシリーズのメグロと同じタイプです。

ハンドルにもバックミラー用のステーが溶接されています。
リア廻りもシンプルです。

テールランプ、ウインカは健在です。

後フェンダーには三角形の白色標識の掲示が付いています。
チェーンアジャスタはS7と同様の機構ですね。
123ccでデコンプが必要なのでしょうか?

ガソリンタンクの左右を繋ぐパイプ、タンクの固定の連結シャフトは見慣れた構造です。
スピードメーターはフロントハブから取っています。
ギアチェンジペダルは現行車と同じ左側です。

本来はシーソー式でしょうから交換されているのでしょう。
ユニット式ですのでエンジンはスッキリしています。

マフラーはHM・・・・と入っていますのでホンダ用の流用のようです。

リアブレーキは右側です。
ガラスのガソリンコックが付いています。

Tボーンフレームに見えるのはバッテリーのカバーです。
カバーを外しますと。

このスペースに6Vバッテリーが2個載ります。

シリース接続され12Vとして使用されていたようです。
ウエットサンプですので、オイルタンクの代わりにツールボックスに成っています。
シングルシートの状態は綺麗です。

他の部分から考えると張替えでしょう。
シート廻り、リアキャリアはS7と同じ印象です。

キャリアにはメッキハンドルがあったと認識していますが。
ガソリンタンクキャップは見慣れた蝶ナットタイプと違いメグロカワサキに通じるタイプです。

残念ながらタンクのメッキ部分はシルバーに塗装されています。

見慣れたステアリングダンパーはありません。
タンクエンブレムはプラスチック製です。

S5、S7と同じタイプです。
フロントは17インチです。

タイヤは2.5-17が付いています。

リムのサビが酷く、リムサイズは読み取れません。

タイヤサイズからいけば リムサイズは1.4か1.6でしょうか。

スポークは36本ですね、40本とばかり思っておりました。

ドラムパネルはアルミ鋳物ですがハブは鉄製です。
リアも17インチです。

2.75-17のタイヤが付いています。

こちらもリムサイズは読み取れません。

同じくタイヤサイズからいけば1.6 1.85の何れかでしょう。

バラしたときにでもリムの内側を測定してみましょう。

タンディム用のリアステップはあったのでしょうか?
左カバーの中はエアクリーナが入っています。

キャブからのダクトは欠品です、あったとしても使用に耐えないでしょうが。
エアクリーナの隣にはMWマークの付いたホーンがあります。

なぜこんな所に仕舞ってあるのでしょう。
三菱製のレギュレータがシート下にあります。

この下にバッテリーが載せられます。
レギュレータは左側、中央のリレーで構成されたチリル式です。

右端に別タイプでセルモータ用のリレーが一緒に組み込まれています。

電装は12Vです。

バッテリー点火となっています。

小型のキャディットこそマグネット点火が似合うと思うのですが・・・・
シートのフロント側の受けはS7と同じ構造です。

リア側のダウンチューブは随分後ろまで入り込んでいます。
シートの形状、構造はS7ジュニアと同じです。
フレームNo.にはメグロの定番?の製造年が入っていません。
エンジンNO.はCAH-1148

フレームNo.とは6番ほど違います。

一緒に排気量があるのはS8ジュニア、J8アーガスと同じです。

S7には排気量の表示はありません。
クランクケース上面のコーションプレート

エンジン形式はCAH型ですね。
フロントのダウンチューブのクランプ部分のクランクにG-6441の刻印があります。

エンジンNo.とは違いますね。

合番の刻印とも違いますので何を意味するのでしょう。
メグロ アーガスに続いてメグロ CA キャディットが我ガレージにやってきました。

エンジンは見慣れたミッション別体でなくユニットです。

キャディットは123ccのOHVです、メグロ DA レンジャーは170ccでした。

どちらもジュニアS7、S8の弟分というところでしょうか。

程度はそれなりです。

私はコレクターでなくメカニズムへの興味、復活させるまでのプロセスを楽しむレストアラー?です。

いつも粗大ゴミのような個体を好んで手に入れていますので、今回のキャディットはアーガスに引き続きとても程度が良く見えてしまいます。

カスタム大好きな私ですが今回は発売当時の姿に戻す方向で考えています。

とは言ってもリアルタイムでキャディットを見たことはありません。

数少ない文献を頼りにやって見ましょう。

一番はタンクのメッキをどうするかでしょう。

塗装を剥離してみませんとなんとも言えませんが、シルバーに塗装されているところから判断すれば・・・・・そんなもんでしょうね。
走らせるにはそう時間が掛かりそうもありません。

原動機付自転車ですので正確な製造年を知ることは無理なようです。

キャディットは1960〜1963までの製造です。

フレームNo.が相当若いですからかなり初期のロットなのでしょう。

メグロの車体番号ですと車種を表す型式+製造年+シリアル番号がJ8-64-****のように入っているのですが・・・・・

原動機付自転車であるキャディットには車体番号に年号の部分がありません、残念です。