Velocette Viper
駆動部廻り
とりあえずバラス為に、左側を開けました。

中央のプーリーがクランクからのものです、ダイナモの駆動用になっています。
左のプーリーがDCダイナモ発電機のプーリーです。
Vベルトの駆動です。

良く考えられています、クランク側のプーリーは、スプリングでテンションが張られ締め込むと、プーリーの径が調整できるようになっています。

スクータの自動変速機構の手動版です。

右のスプロケットはミッションからのドライブスプロケット、2次チェーン、ホイールの駆動用です。
ドライブスプロケットを外します。

ダイナモ、クランクのRピンで止まっているプーリーを外します。

これでやっとカバーが外せます。

1次チェーンが現れました。
一次側はこんな感じです。

クラッチ部分は、メグロ等で見慣れたものとはずいぶん違います。

スプリングが見当たりません。

どこにあるの?です。
わずかに覗いているのがクラッチのスプリングらしい。

ずいぶん小さいですね。

どうやって外せばいいの・・・で
とも回りしますので、それに正ネジ、逆ネジ?

右の左のと散々廻してみましたが、らちが明かずコーヒー飲んだくらいではだめです。
フックレンチあたりのキズを目安?

1週間、考えました。

専用冶具で無ければ無理と判断して、作ることにしました。
外径に見合うインパクト用のソケットを適当にサンダーで4本ピンに加工です。

クラッチの調整、大変そう!

ドライブスプロケットの5mmほどの穴からやるらしい?
インパクトは偉大です。

出て来ました、何だこれは!

スプリングの嵐です。

6mmくらいのスプリングが16本です。

これがクラッチのスプリングのようです。
隙間にわずか見えているのがベアリングです。

クラッチのコルクは厚さ t5 で10mmくらいの正方形です。
そっと持ち上げてはずすと、こんな光景が。
几帳面に並べたものだと関心しながら気楽にはずしたら、あらららら・・・

ぱらぱら、落ちるものが。

この小さな四角に見えるものコルク板です。

クラッチ板には違いないのですが、コルクは止まっていません。
クラッチ板に四角い穴が開いていて、コルク板が貫通しています。

1個で裏表の共用です。
なんとか無事にはずしたら、ワイヤリングが。

メグロもKあたりに使ってありましたが、手抜きレストアでワイヤリングしていないものもありますので、気をつけないと。
ワイヤリングをはずしてカバーを取ってみます。

いまだエンジンと繋がっています。

ここまでしないと、ミッションが外せません。

別体、好きですが組むのが不安?

忘れてしまいそうです。

ワークショップマニアル、ありません。

どなたかコピーで結構です、分けてください。
何に見えますか、
これクラッチの断続の為のプレートです。
上の写真を見ると貫通していてシャフトが通るように見えますが、加工用の単なるセンター出し用の穴です。

このプレートの四角い方を支点に、180度向かいの山型の方をピンで押すんです。

片切ですね、これは。
どうせ私はクラッチ、切らないし・・・
止まるときに以外は、完全にクラッチを切ることないですから。

ギアチェンジのときは、1/3くらいレバーを握ります、わずかに駆動が切れた感覚あたりでチェンジしています。
これは、ギアチェンジの駆動部分です。

ユニバーサルになっています。


ギアチェンジがカチっと決まる感じはなさそうです。


ミッションの内部です。

全体的に薄いサビがあります。

別のところのサビがオイルと一緒に廻っただけのようです。

シャフトにはかなり強引にバイス、プライヤーのような工具で付いたと思われるキズが多数見受けられます。

板状のものは、ギアチェンジ用の機構です。
オイルポンプへ続く