おもちゃ箱
蓄音機

ロフトで埃に、抱かれています。
機械部分(ガバナ)はレストアしました。
ゼンマイはサビ、虫食い等で程度の良いものではありませんでした。
洗浄後、一度使用してみました。
多分このままでも、私の使用頻度では問題なさそうでしたが、入れ替えることにしました。

オルゴールのゼンマイに使用されているものを使用しました。
もちろん、あの小さなオルゴール用ではありません。
ディスクオルゴール用です。
バネレートの設定もありますが、長さで調節いたしました。

オイルも柱時計等のオイルより粘度は高いものです。
このあたりの見解は色々お有りかと思います。

粘度が低いと、巻き上げたときのゼンマイの隙間との兼ね合いで、ゼンマイの張り付きが生じ、初期に回転ムラが起こります。

オイルの選定は、時計のゼンマイは、8日巻き、28日巻き・・・ゼンマイの戻る時間的な問題だと思っています。
ドライでの使用(可動部に)は、機械である以上、ありえません。
私のDucati  900SL、乾式クラッチですが・・・

EP,LPレコード世代です。
小学生のころ聴いた、竹針の音が忘れられずにいました。

SPレコードには、竹針のほうがやさしいとおもいますが、拾った音の雑音は鉄針のほうが私は好きです。

好みだと思いますが、EP,LPもあの針の落ちる音がとっても好きなのです。

アマチュア無線でも、カリブ海、アフリカあたりとの交信のさいに、雑音の中からの聞く、自分のコールサインがなんともいえません。
雑音好き?!、でしょうか。

こちらも、機械部分はレストア致しました。

音的には、上の蓄音機より澄んだ?音がします。

雑音は同じなのですが、同じSP盤を針交換して聞いてもメリハリというか中音部が良く出ているような気がします。
あくまで、気 ですが。

針圧はこちらのほうが、5gほど高いです。

一番の問題は針の溝への追従性だと思っています。
接触部はかなりの高温となります(摩擦熱)、針が減ることで、レコード盤へのダメージを軽減しています。
電蓄でダイヤモンド針が一番レコード盤へのダメージがあります。
最近 SP盤も聞ける、プレーヤーも出ておりますが、私はお勧めしません。

雑音といっても、新品時からのレコーディングノイズと、聞き込んだことによるダメージによるものとがありますが。

新品のSPレコードを聴いたことがありませんので、自信はありません。
まあ、聞き込んだことのよるノイズも好いものですが。

ラッパの影響でしょうか、聞く場所の違いもあるでしょうが。

こちらは、ガレージの3階(12畳ほど)で、バックも60度の傾斜の壁です。
音の反射も影響しているかも。

上の蓄音機は、母屋のロフト(4畳ほど)で聞いています。

テーブルをレストアしないといけないと思っております。

ゆがみがありますので、このあたりを修正しないといけません。

時計
地球鳥印の8日巻きの柱時計です。

とてもひどい状態でしたが、何とかここまで修復しました。

子供のころのトラウマか、時計は我が家には14,5個あります。
この頃のことは、プロローグに書いています。

柱時計が、8個、全部動かしたら、とても寝ていられません。

満足にご飯をあげているのは、一台だけです。


扇風機
川崎造船のオルビット式の扇風機です。

回転が8の字を書くようにといいますか、楕円に回ります。

上下左右回ってくれます。

回るのを、眺めていてもいい感じです。

後ろの眺めもお気に入りです、セクシー?!。

丸い形がなんともいえません。
まるで、プラネタリュウムか初期の宇宙船のよう。

地球コマのような、その機構がお気に入りです。


こちらも同じ、川崎造船のものです。
製造年が違うのか、スピードコントロール部がレバータイプです。

上のものは、ロータリースイッチになっていますので、こちらのほうが、旧いのかもしれません。

軸の回転のオイル供給のため真鍮のオイルタンクがついています。

精工舎の製品です。

こちらは、左右の首振りのタイプです。

今は可動、絶好調です。
モーターが回れば半分は終わったようなものですが、
首振り部は不具合があるものが多く、例に洩れず、これも駆動レバー付近は手直ししました。

カバーが1本ありませんが、3.2mmの番線でいけそうです。

当分このままだとは思いますが。
芝浦製作所の製品です。

現在?、レストア中です。

モーター部の線の引き出し部が焼けていますしたので、チェック用に仮配線しています。
結線後の確認で、スピードコントロールのトランスも焼けていてダメでした。
同じメーカーの部品取りからトランスを移植です。

首振り機構には大きな問題は、なさそうです。

ガードも現在、紙バサミ?クリップで止まっています。

真空管ラジオ
とりあえず、聞けるようにまでは直してあります。

箱と中身は違いますが、とくにこだわりはありません。
昔、作っていた頃もそんなものでしたから。

中、高校生の頃までは盛んにラジオ、アンプを作っておりましたが、ここ ん十年離れていましたので、懐かしがってやっていますので、いいのか悪いのか・・・

昔のアルバムを見つけて見入っているのと同じです、

当時の真空管の頃読んだ、初歩のラジオ?とか、全て処分してしまっていますので今となっては残念ですが。

下のものもツマミは違います。
コンデンサー類の入れ替えだけでとりあえず復活です。

2階のガレージでバイクのレストアをしているときには、デノンのCDです。

なぜって? 真空管アンプの音、雑音に聞き入ってしまうからです。


秒針があるのが不思議ですか。

機械部が余っていたので、と言うより部品を取った残骸がありましたので、ジョークで作ったものです。
機械部は旧いものですが、ゼンマイを外しモーター駆動にしました。
秒針、振り子はダミーですが、動いています。

時間はかなり正確です。

遭いも変わらず、レストア馬鹿です。
こちらの私のおもちゃも、ちょっと違う方向からのアプローチだと思います。

動くものが好きなだけです。
ゼンマイ仕掛けのこれらにも、先人の英知を感じられます。
音に魅せらている部分も、大いにありますが、私の場合はメカニズムがその中心にあります。
聴く機会は大変少ないです。
針を作ったり、サウンドボックス、アームの可動部の加工精度を上げたりと、色々です。

以前、1からとは言わないまでも、柱時計の機械部分を使用した、蓄音機を作ってみました。
一番は、針に2つの機能を持たせなければならないことです。
音を拾う機能と、溝をトレースして、アームを揺動させることです。
導波管の部分も重要です。
低周波ですからあまりウエーブリターンは考えなくてもよいのですが、強度不足による共振はまずいです。
針圧は、サウンドボックスの重量で基本的に決まってしまいますが、レコード面と針の角度でコントロールしています。
針のセットをあまり考えずに行うとトレースに影響がでますので、竹針の手作りのとき、カットの時には長さの考慮が必要です。
サウンドボックスの取り付け部の精度は音の大きさに影響しています。

また作ってみようと思っております。