NorGold  (Norton Gold Star)
電装の12V化
箱根の帰りの中央道で折れてしまったウインカステーです。

アンダーステムに取り付けられていました。
ウインカはヘッドライトの取り付けボルトの位置に変更しましょう、結構普通です。

ルーカスのヘッドライトのシェルのネジは5/16 W28が使用されています。

こんなサイズのウインカステーは当然市販されていません。

製作しましょう、アルミで。

ヘッドライトに取り付けられているバックミラーの取り付け位置も変更です。
ヘッドライトシェル、リムもLucasの新品に交換しましょう。

P700シェルには現行規格のUNFでネジが切ってあります。

ヘッドライトはLucasの3ポイントを使用してみましょう。

アンメータはLucasの8Aタイプです。
ヘッドライトシェルに取り付ける3ポジションスイッチもLucasの新品に交換します。

ヘッドライトのON、OFF及びポジションライト用です。

Hi、Loスイッチはハンドルの別スイッチを使用します。
ウインカステーを新たにアルミから削りだしました。

ヘッドライトの取り付けボルトを兼ねた構想です。

取付けステーボルトに配線用の穴を開けますと肉厚の関係からアルミでは強度が保てません。

コンポジット方式で製作です。
ネジ部分はスチールの丸棒から削りだします。

ステーボルトもライトシェルのネジに合わせて5/16-24 UNF規格でダイスで加工です。

中央の配線用の貫通穴は5mmを開けています。

メッキはユニクロです、2個だけお願いしてもメッキして頂けるのはありがたいことです。
合体です。

何時ものごとく、自画自賛!
ライトを外してみますと割りと整然としています。

ワイヤーハーネスの線径の細さは否めません。

点サビの浮いたライトシェルはブラスト、黒塗装してNorton ES2にでも使用しましょう。
使用ケーブルは屈曲に強いロボット用を使用です。

多芯ケーブルをバラします、0.5Sq、0.75Sq、1.25Sqです。

写真に有りませんが2.0Sqもメイン、充電回路に使用しました。
電線の保護にはビニールチューブです。

使用箇所に合わせて6mmから30mmまでを使い分けます。
メインハーネスの接続にはワンタッチロック式コネクタの使用です。

ウインカからの配線は交換を考慮しギボシ端子で接続です。

ウインカステーに開いた5mmの貫通穴では他の端子では通りません。

丸端子はニチフです。
1Pから3Pのロック式防水コネクタです。

コネクタ接続部だけでなくワイヤー側へもゴムパッキンが入ります。

ピン共々、圧着ペンチは専用タイプです。
ライトバルブのH4コネクタはAMPのカバー付の組立式を使用です。

下向きにハーネスが出ますので処理が楽です。
既存はメイン回路にガラス管ヒューズ1本で対応していました。

出先でのガラス管ヒューズも入手し難くなってきています。

ケースタイプのブレード型を使用しましょう。

メイン回路、ヘッドライト系回路、ウインカ、ストップランプ回路、ホーン回路の4箇所にヒューズを入れましょう。
ヘッドライト廻りはリニューアルされました。

バルブはH4ハロゲンの55/60Wです。

ポジションランプもハロゲン球です。

ウインカバルブは10Wを入れてあります。
マグネットからのピックアップはLucasの新品に交換です。

プラグコードも入れ替えます、赤が基本です。
マグネットは以前に漏電状態に陥りました。

コイルを乾燥炉で60℃で24H放置後、絶縁ワニスを真空引きです。

再度乾燥炉にて強制乾燥して復活です。
リアブレーキスイッチは英国のユニバーサルタイプです。

以前はLucasが付いていましたが、ちょっと大きいので。

スプリングはステンレスを使用してあります。
ウインカスイッチも入れ替えです。

ワイヤーハーネスは0.75Sqで配線です。

ウインカリレーはIC化しました。

発電容量に余裕がありますので通常のバルブを入れましたが。

右側に付くヘッドライトスイッチも新品に入れ替えました。

ライト回路はアンメータよりスイッチコンタクトの損失も視野に入れ2.0Sqで配線しました。
ホーンは悩みます?

Lucasのホーンは大きいです、かなり重量もあります。

音も良いですし英国製に拘りたいところですが・・・・・・・

アルミでカラーを作り目立たない所へそっとMade in Japanを付けました、笑
MFバッテリーは1サイズ大きなタイプに再度置き換えました。

ACデルコJapanのDTX9-BSです。

寒冷地での始動性には定評があります。

冬季はガレージ閉鎖ですが、笑

それにNorgoldにセルは無かったですね、マグネット点火ですし・・・・・・・・・
バッテリー液は別梱包です。
バッテリー本体のシールを剥がし、バッテリー液をケースごと本体に挿し込みます。

上側からピンを刺してバッテリー液の落下を助けます。

バッテリー液は希硫酸ですので注意を怠らずに!
新品バッテリーは必ず補充電してからの使用が鉄則ですね。
バッテリーからは8Sqで配線です。

青が+12Vのメイン回路です。

黄のグランドはエンジンブロック、フレーム及びグランド用ターミナルに配線しています。

マグネット点火ですから直接的には効果はありません。

電位差を無くしグランドを同電位にするのが目的です。
動作を確実なものにする為にグランドラインはターミナルから各所へワイヤーコードで直接引いています。

ヘッドライト、ポジションライト、ウインカ、ストップ&テールライト、そしてレギュレータです。

Lucasのテールランプはバルブソケットにギボシ端子で直接接続するような構造でした。

信頼性がイマイチでしたので半田付けにてアースを含めてワイヤーコードで引き出しました。

電装系もリフレッシュ完了です。

不安材料がまた一つ減りましたね。
6Vダイナモから12VのACGに載せ換え発電容量は十分な12V化が完了です。

他の電装系も12V化に合わせてリフレッシュしましょう。

ワイヤーハーネスも新規に制作したほうが安心です。

何時もの如く確実に作動させる為にグランドは車体アースに一切頼らない方向で行ないます。

必要箇所全てにワイヤーにて配線しましょう。

中央高速で振動により折れてしまったウインカステーも直しておかなければいけません。

使用パーツは made in Englandに拘りましょう!?