series15
H2201
アラジンのシリーズ15です。

型式H2201 1965〜66年製でしょうか・・・・。

ウイックレギュレータは8角形をしています。

コーションラベルが英語で入っています、イギリス仕様を直輸入したモデルです。

正規代理店の梁瀬(ヤナセ)で扱った輸入ものは、日本語のコーションラベルが付いています。


この英文のコーションラベルは梁瀬で輸入されたものでもこのタイプがあるとの情報を化石燃料礼賛さんより頂きました。



英国仕様には間違い無いのですが・・・・・・・・・・・・・・・

前期、後期タイプが混在していますね。

クリップにはブリティッシュ メイドの刻印があります、前期型の特徴です。

タンクを見ますとレギュレータが八角形、これは後期型の特徴です。

タンクの上下の継ぎ目もかなり鋭角になっています、これも後期型の特徴ですね。

フェールゲージは後期というよりシリーズ16のタイプと同じです。

これだけ見ますとタンクが16シリーズと入れ替えられたとも思えます。

しかし、縦型に付けられたウイックレギュレータは明らかに15シリーズの特徴です。

まあ、英国では15,16、初期、後期も無いと言うことで良いでしょう!?。
後期型のウイックレギュレータにはメッキが掛かっていない、との情報もありますがメッキです。

八角形のツマミの形状がいいですね。

この8角形のツマミはタンダードタイプのみの特徴、デラックスタイプは丸型です?。

16型の前期タイプのデラックスの8角形ノブを所有していますが!?

設計ミスでしょうかね、クリップは当りはしませんがチョッとチグハグ。
コーションラベルは印刷でなくエッチング?、浮き彫りになっています。

スタンダードタイプなのに高級感があります、!?

H2201 と入っています。

フェールキャップの形状も違います。

燃料計は16シリーズ以降のタイプと同じタイプです。

基本的に最後期のモデルではないかと思われます。

初期の上下真鍮製のフェールタンクの丸ノブタイプがあり、下が鉄製の8本足タイプ、そしてこのフェールコック、ゲージタイプへ変わったように見受けられます。1


あとのレストアはどのようにしましょうかね。

オキツモさんでこのアラジングリーンの耐熱塗料を調色して頂きました。

調色出来る耐熱塗料の耐熱温度は300℃までです。

これ以上の温度での調色はオキツモさんでも今のところ出来ないとの回答を頂いています。

600℃を超えるシルバー、ブラック等の限定色はありますが。

測定しますと、天板が使用中に350℃近くになっています。

様子を見るしかありません、どの程度変色するか楽しみです。

艶は落ちると思いますね、顔料の熱変色とともに。

上筒は最上部で280℃くらいまでの上昇、何とか耐えられそうです。

上枠は100℃に達しませんので、調色した通常の2液ウレタンで大丈夫です、もちろんタンクも。